豪G1アンダーウッドステークス(3歳以上、芝1800m)が現地2024年9月21日にオーストラリアのコーフィールド競馬場で12頭により争われ、J.モレイラ騎乗の5番人気バッカルーが序盤のポジション争いで後方からの追走となるも、中団に押し上げて迎えた直線で3.5馬身突き抜ける圧勝を収めた。
バッカルーは五分の発馬を決めるも行き脚がもう一つで後方からの追走となり、中盤にかけて中団まで挽回。最終コーナーを迎えると馬群の大外から押し上げ、長く脚を使って前方の馬たちを一網打尽に差し切った。
最低人気のウエトルが最後方から追い込んで2着。さらに0.5馬身差の3着には2番人気のペリクレスが2番手が粘り込み、1番人気のプラスデュキャルゼルは中団の後ろから末脚不発で8着に敗れた。
バッカルーはC.ウォーラー調教師が管理するファストネットロック産駒の6歳セン馬で、英国生まれのため実際は5歳秋の馬齢に相当する。2021年7月にアイルランドのJ.オブライエン厩舎からデビューし、昨年いっぱいをもってウォーラー厩舎に移籍。前走のG2チェルムスフォードステークスで重賞初制覇を飾り、連勝でG1タイトルも手にした。
豪競馬メディア『racing.com』に対し、モレイラ騎手は距離延長すればバッカルーはさらに進化すると指摘。「さらに勝っても驚きはしない」と評価した。なお、バッカルーはコックスプレートとメルボルンカップに登録があり、昨年のモレイラ騎手はメルボルンCで同じO.ケイル氏が共同所有するソウルコムに騎乗して2着の結果を残している。
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