現地9月10日、フランスのパリロンシャン競馬場でG1凱旋門賞の前哨戦にあたるG2ニエル賞(3歳、芝2400m)が行われ、独ダービー馬ファンタスティックムーンが地元フランスのG1馬たちを相手に快勝した。
ファンタスティックムーンは内の3番手と好位を確保。仏2000ギニー馬マルハバヤサナフィが外でほぼ並び、仏G1パリ大賞の勝ち馬フィードザフレームは7頭立ての最後方からのレースとなった。最低人気のキングオブレコーズが大逃げで迎えた直線では、残り200メートル手前でファンタスティックムーンが先頭に。フィードザフレームも懸命に脚を伸ばしたが時すでに遅く、ファンタスティックムーンが2馬身半差をつけてゴールした。
3着は伏兵ブラヴェ。マルハバヤサナフィは勝ち馬から5馬身差の4着だった。
シーザムーン産駒のファンタスティックムーンは独ダービー制覇後に独G1ダルマイヤー大賞で2着。今月3日の独G1バーデン大賞は馬場状態を理由に回避したが、フランスに遠征してきっちり勝利を収めた。
凱旋門賞の前哨戦を制したファンタスティックムーンだが、本番参戦には追加登録が必要。英競馬メディア『At The Races』によると、オーナーグループのL.バウムガルテン氏は「凱旋門賞に行くかはまだ分からない。ブリーダーズカップやジャパンカップも選択肢のひとつだ」とコメントした。
#ニエル賞
#凱旋門賞
#ファンタスティックムーン
#海外競馬