英ロイヤルアスコット開催のG1クイーンエリザベスII世ジュビリーステークス(4歳以上、芝1210m)が2024年6月22日に行われ、O.マーフィー騎乗のカーデム(8番人気タイ)が馬群の中を進出すると、逃げ粘るスウィングアロング(8番人気タイ)を鮮やかに差し切った(1/2馬身差)。
レースは13頭が馬場の中央に集まって進み、外枠のカーデムは序盤の後方から徐々に押し上げて馬群の中に潜り込む。逃げるスウィングアロングから2番人気のミルストリーム、さらにカーデムと縦列して残り2ハロンを切ると、ミルストリームはスタンド側の外、カーデムは内からスウィングアロングを挟むように伸び、最後はカーデムが伸び勝った。
ミルストリームはスウィングアロングに突き放されて1馬身1/4差の3着まで。1番人気のビリービングはさらに1馬身差の4着に敗れた。
カーデムはC.ヒルズ調教師が管理するダークエンジェル産駒の8歳セン馬で、昨年のクイーンエリザベス2世ジュビリーSを最低人気で勝って以来の白星で連覇を達成。2022年のG2キングジョージステークス、G3パレスハウスステークスと合わせて通算4度目の重賞制覇とした。
ヒルズ師は英競馬メディア『attheraces.com』などに「すばらしい走りだった。先頭から離れていて、それでも全く負けそうには見えなかった」「彼はこのトラックが好きなんだ。去年、このレースを勝って以降では初めて得意な馬場状態になった。彼には速い馬場がキーなんだと思う」と勝因を語っている。
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